若隆景、新三役昇進へ 大相撲、父・政志さん「力出し切って」

 
若隆景の勝ち越しを喜ぶ父政志さん=福島市・ちゃんこ若葉山

 大相撲5月場所で21日、若隆景(福島市出身)が8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。前頭筆頭での勝ち越しで、来場所には目標としていた祖父元小結若葉山と並ぶ三役への昇進が確実になった。

 「本人もホッとしたでしょう」。若隆景の父で「ちゃんこ若葉山」(福島市)を経営する大波政志さん(54)は、13日目で勝ち越したことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 前日はいいところなく敗れたが、21日は、同じ前頭筆頭の北勝富士を突き落としで破った。テレビで取組を見守った政志さんは「立ち合いをずらして当たってくる相手で難しい取組になると思っていた。よく考えた相撲だった」とねぎらった。

 今場所は正代と朝乃山の2大関を破り、幕内土俵入りで大きな拍手が湧くなど、横綱不在の場所で存在感を示している若隆景。政志さんは残り二つを勝ち、上位の成績次第では、小結より一つ上の関脇へ昇進する可能性があるとみる。「残り二つ力を出し切って狙ってほしい」と期待した。

 また、この日は十両の次男若元春も8勝目となった。すでに勝ち越す幕下の長男若隆元も含めて3兄弟そろって勝ち越しを決めた。「ずっとテレビを見ていないといけないが見どころがたくさん」。政志さんはうれしそうに語った。