6月にも「廃炉」着手へ 福島第2原発全4基、楢葉は了解方針

 

 東京電力福島第2原発(楢葉町、富岡町)全4基の廃炉に向け、福島第2原発の三嶋隆樹所長は21日、早ければ6月にも廃炉作業に着手する考えを示した。作業開始に向けては県と楢葉、富岡両町の事前了解が必要となるが、このうち楢葉町は了解する方針。

 東電は同日開かれた楢葉町議会全員協議会で、全4基の廃炉工程をまとめた「廃止措置計画」について、原子力規制委員会から4月28日に認可されたことを報告した。協議会終了後、三嶋所長は取材に対し「6月か7月には除染工事ができるよう準備をしている。事前了解を得られれば、すぐに着手したい」と述べた。

 廃止措置計画では廃炉完了まで44年かかるとし、4段階に分かれた作業工程のうち除染は最初の10年間の第1段階に含まれる。全員協議会では議員から計画について反対の意見はなく、松本幸英町長は取材に「安全な廃炉作業としっかりした情報発信に努めてもらいたい」として計画の実施を了解する方針を示した。

 廃炉は第1段階を経て、第2段階(12年)で発電機タービンなど周辺設備、第3段階(11年)で原子炉本体など、第4段階(11年)で原子炉建屋などを、それぞれ撤去するという手順で進められる。東電は24日、富岡町と町議会に対し廃止措置計画の認可について説明する予定。