禁煙推進や受動喫煙防止を議論 医師連盟、福島で学術総会開幕

 
講演する風間教授

 日本禁煙推進医師歯科医師連盟の学術総会が22日、福島市で2日間の日程で始まった。禁煙を進めることの大切さや受動喫煙の完全な防止を巡り、専門家が議論している。

 県内各医師会、各歯科医師会の共催。新型コロナウイルス対策のため、講演のオンライン配信も実施している。連盟の斎藤麗子会長(十文字学園女子大教授)が冒頭であいさつし「新型コロナ感染予防の観点からも喫煙者を減らし、受動喫煙対策を進めることが必要だ。命を守ることの大切さを、コロナ禍の今はより強く感じている」と語った。

 福島医大腎臓高血圧内科学講座の風間順一郎教授は喫煙や生活習慣、慢性腎臓病などをテーマに講演した。禁煙は進めていくべきだが、単にたばこが嫌いだから禁煙を求めるというような非科学的な態度は慎むべきだと指摘。「禁煙を求める活動が厳密な科学的根拠に裏打ちされているかどうか冷静に考えながら進めるべきだ」と呼び掛けた。

 旭川北医院(北海道旭川市)の松崎道幸院長は新型コロナと喫煙の関係についてオンラインで講演。喫煙で糖尿病などの基礎疾患が増えることにより、新型コロナ感染症を発症した場合に重症化しやすくなることなどを紹介した。