中村城を国指定史跡に 観光協と考える会、相馬市に登録検討要望

 
立谷市長(左から4人目)に要望書を手渡す遠藤会長(同3人目)ら

 相馬市観光協会と相馬中村城の未来を考える会は19日、市に対し、史跡中村城跡の国指定史跡への登録に向けて検討を進めるよう要望した。同会は登録されることで発信力が高まり、観光客の増加や市のブランド力向上につながるとしている。

 中村城(別名・馬陵城)は1611(慶長16)年に相馬利胤が築城、明治まで相馬氏の居城として約260年間、藩政の中心となった。城跡には、城郭を形成していた土塁、石垣、堀などが残されており、1955(昭和30)年に県の史跡に指定された。

 要望では、市教委が策定した「史跡中村城跡保存管理計画」に言及。中期(2021~25年度)の事業として「国指定史跡に向けた検討」が盛り込まれているとし、同計画を速やかに実行するよう求めた。また専門職員の配置など、国指定史跡への登録に向けた体制の充実を要望した。

 同日、市観光協会の草野清貴会長、同会の遠藤政弘会長らが市役所を訪れ、立谷秀清市長に要望書を手渡した。同会の渡辺義夫、新妻寛両副会長、会員の山中宣明相馬神社宮司が同行した。

 遠藤会長は「前向きな検討をお願いしたい」と述べ、立谷市長は「担当課と調整したい」と応じた。