浪江にじいろこども園、22年春までに定員3倍増 移住など後押し

 

 浪江町教委は、同町幾世橋の町立認定こども園「浪江にじいろこども園」について、来年春までに保育室を増設して定員を3倍に増やす方針を固めた。子育て世代の町への帰還を後押しするとともに、町が力を入れる移住・定住策による町外からの人口流入を見据え、保育環境の受け皿を拡大する。

 24日開かれた町議会全員協議会で町教委が方針を示した。町教委によると、本年度中に園舎北側の民有地に保育室3室を増設し、来年4月から定員を現在の30人から90人に増やす。保育室は計6室に増え、0~5歳の年齢ごとに部屋を確保でき、年齢による発達に応じた保育環境の充実にもつなげる。

 町の一部で2017(平成29)年3月末、東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除され、町内唯一の未就学児対象の保育・幼児教育施設として18年4月に開園した。在籍する園児数は年々増加しており、5月1日現在で28人。

 町は6月8日開会予定の町議会6月定例会に関連予算を計上した本年度一般会計補正予算案を提出する方針。町教委は「帰還や移住・定住による人口増加に対応できるよう、子育て環境の充実を図っていきたい」としている。