郡山でコロナワクチン個別接種始まる 休診時間も対応に追われ

 
郡山市で始まった高齢者のワクチン個別接種=24日午後、すずきレディースクリニック

 郡山市で新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン個別接種が24日、病院や診療所などの医療機関で始まった。対象の医療機関は総合病院や内科に加え、産婦人科や耳鼻科、眼科など約130カ所に及び、通常診療と並行して接種の迅速化に協力している。

 このうち産婦人科のすずきレディースクリニックでは、出産対応中にワクチンが希釈後6時間の使用期限切れになることを防ぐため、休診時間帯の正午から15分間に集中して6人に接種した。急な手術が入った場合、時間をずらすことも予約者に伝えている。

 妻と訪れた男性(68)は、脳卒中を患った経験がある。かかりつけ医では個別接種を行っていないため、近所の同クリニックを予約。「集団接種は予約しづらいと思い、個別接種を希望した。家族に感染させたら迷惑が掛かると思っていたので安心した」と話した。

 さくまファミリークリニックでは、24人が接種した。市が高齢者向けワクチンの接種を終えるとしている7月末まで予約済みの約400人に接種するが、国からのワクチン配分のタイミングも影響し「かなり忙しい状況」(佐久間源三郎理事長)という。通常診療に加え、市の健康診査の時期も重なったため、本来は休診の時間帯を接種に充てるなど対応に追われている。職員が足りず、系列の介護施設で勤務する看護師にも接種業務に協力してもらう方針という。