内堀知事「医療は依然厳しい」 重症者用病床、3日連続50%超

 

 内堀雅雄知事は24日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの重症者用病床の使用率が3日連続で50%を超えている県内の状況について「重く捉えている。本県の医療提供体制は依然として厳しい状況が続いている」との認識を示した。

 県によると、新規感染者数は11日の95人をピークに減少傾向にあるが、感染者全体に占める高齢者(60代以上)の割合は、3~9日の29.5%に対し、17~23日の1週間では34.5%に増加。高齢者の入院期間は若年層と比べて長期化することが多く、病床の逼迫(ひっぱく)具合にも影響する。

 内堀知事は現在の状況を踏まえ「重症者用病床の使用率以外の指標も急に悪くなる可能性もある。安定的に病床の受け入れ状況をつくり上げるのが次の課題だ」と強調した。

 今月末を期限としている県独自の非常事態宣言について、内堀知事は「(宣言解除に向けた指標を)具体的に示すのは難しい」とし「今月末で脱却したいという思いで県民、事業者、医療機関と取り組んでいく」と述べた。また他県が独自に設けているワクチン接種の大規模会場については「高齢者接種やその後の一般の方々への接種状況を見極めながら、必要に応じて設置を検討したい」とした。