桑折で10月に「全国山城サミット」 見学会やライトアップなど予定

 
全国山城サミット桑折大会の会場となる桑折西山城跡

 山城がある全国の自治体が集まり、魅力発信や城の保全をテーマに話し合う「第28回全国山城サミット桑折大会」は10月30、31の両日、福島県桑折町の桑折西山城跡やふれあい公園で開かれる。主催する地元の商工会などでつくる実行委員会、町、町教委が概要を発表した。

 30、31の両日はシャトルバスが運行し、桑折西山城跡で見学会や城跡ライトアップを予定。ふれあい公園に戦国ステージを設け、伊達武将隊が登場する。町内には「桑折戦国市・楽市楽座」が出現、茶の湯会などの戦国体験コーナーや町内を巡るスタンプラリーなど親子で楽しめる内容だ。

 31日はテレビ番組「笑点」の司会を務める落語家春風亭昇太さん、城郭考古学者の千田嘉博さんが出演する歴史トークショーを企画して大会を盛り上げる。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、イベント内容が変更になる場合もある。

 全国山城サミットは1994年に「天空の城」として知られる竹田城跡(国指定史跡)を有する兵庫県和田山町(現朝来市)でスタート。2020年11月現在、104団体、162の山城が加盟しており、本県では桑折西山城跡のみ。町の担当者は「県内には多くの山城があり、サミットをきっかけに桑折西山城跡や山城に興味を持ってもらえればうれしい」と話す。

 桑折西山城跡は国指定の史跡で史跡公園として整備。伊達氏14代稙宗(たねむね)が1532年ごろに築いた山城で、1548年に嫡男の15代晴宗が山形県米沢市に移るまで、陸奥国守護の実力を持つ伊達氏の本拠だった。

 仙台藩祖となった独眼竜として知られる17代政宗の父輝宗(てるむね)は、桑折西山城で生まれた。