「AI」蓄電池搭載!会津大が実証実験 発電・EV充電効率化

 
ソーラーカーポートの実証実験を始めた会津大の岩瀬理事(左)ら

 会津大などは、人工知能(AI)を蓄電池に搭載し、電気自動車(EV)への充電量などを管理する仕組みの実証実験を始めた。実用化されれば効率的な発電・充電が可能になる見込みで、同大などはEVに電気を供給する太陽光発電システム搭載型のカーポート(ソーラーカーポート)の会津若松市などへの普及につなげたい考えだ。

 会津大などが25日、発表した。同大などによると、AIは充電履歴を基に必要な充電量を予測するほか、天候を基に太陽光発電の発電量を予測することができる。効率的に発電・充電することで、電力会社の送電網から電気の供給を受ける従来型から、エネルギーを「地産地消」できる独立したカーポートへ転換することが可能になるという。

 実験ではAI搭載のカーポートと、搭載していないカーポートを併設。AIを搭載した場合の効率性などを確かめる。複数のコンピューターで履歴を共有する「ブロックチェーン」も導入し、発電や充電の履歴などを記録できるようにする。

 同大がAIチップを開発したほか、会津コンピュータサイエンス研究所(会津若松市)がAIチップ搭載型の蓄電池やブロックチェーンの管理基盤開発、バンプージャパン(東京都)がソーラーカーポートの開発を担当した。同大の岩瀬次郎理事は「電気の効率的な地産地消にもつながる。取り組みに期待してほしい」と話している。