旧堀切邸や十綱橋 飯坂の史跡をマップに、保存会監修 1万部作製

 
飯坂史跡マップの完成を報告する小柴会長(左から2人目)ら

 福島市の飯坂地域まちづくり計画推進懇談会は、飯坂町史跡保存会監修で「飯坂史跡マップ」を作製した。国登録有形文化財の十綱橋や旧堀切邸など41の史跡を写真と解説で紹介し、番号で場所を示す広域地図も掲載している。折り畳んで持ち歩けるサイズで、同懇談会の斎藤静男会長(飯坂地区自治振興協議会長)は「地元の人でも訪れたことがない場所まで詳しく紹介されている。マップを手に史跡巡りを楽しんでほしい」と話している。

 同懇談会のマップは、ランチを提供する飲食店の情報を掲載した「飯坂方部温泉deランチ」に続く第2弾。飯坂町には数多くの文化財や歴史遺産があることから、観光客にも史跡を紹介しようと作製が決まった。監修を担当した同保存会は会員約10人で委員会をつくり、取り上げる遺跡の選定を進めたほか、解説の内容などを議論してきた。

 スペースの都合で掲載を断念した史跡もあるが、広域地図には場所を示した。

 東北有数の温泉地だけに飯坂町の案内マップは宿泊施設や飲食店を紹介するものが多く、史跡を紹介するマップは珍しい。今回は1万部を作製し、飯坂温泉観光協会や飯坂町商工会、飯坂温泉駅、パルセいいざかなどに設置する。

 同市飯坂支所で24日、完成したマップがお披露目され、宍戸亮支所長、斎藤会長、同保存会の小柴俊男会長、安斎鉄夫、斎藤隆一両庶務らが出席。小柴会長は「飯坂には長い歴史があり、歴史に魅了され俳人の松尾芭蕉や数多くの文人も訪れている。興味を深める機会にしてほしい」と期待した。