福島県、病床「550床」確保目標 新型コロナ、感染拡大対応方針

 

 県は26日開いた新型コロナウイルス感染症医療調整本部会議で、感染が急拡大した場合の緊急的な対応方針を取りまとめた。県内の感染状況を踏まえ1日当たり138人の陽性が確認されると想定、病床550床、宿泊療養施設330室程度を確保目標に掲げた。県は対応方針に従い、短期的に使用できる病床確保に向け医療機関と調整する。

 変異株による感染拡大や今月11日に過去最多となる95人の感染が確認されたことから、1日当たりの感染者数を昨冬のピーク時の3倍に当たる138人とした。これを基に入院者440人、宿泊療養者280人、自宅療養者280人の計1000人を県内の最大療養者数として算出し、確保目標を導き出した。県は病床の逼迫(ひっぱく)を避けるため、宿泊療養施設を積極的に活用するほか、家庭で感染が広がらないよう対応できる陽性者については自宅療養とする。

 宿泊施設73室増へ

 県は、来月上旬から郡山市のホテルを新たに借り上げ、宿泊療養施設として運用する。現在借り上げている施設は60室で、133室を使用できるホテルに変更する。これにより宿泊療養施設は73室増え、4市4カ所の計277室となる。

 県は緊急的な対応方針とは別に病床確保計画として、病床450床、宿泊療養施設270室の確保を目標としており、133室の運用が始まれば目標値を満たすとしている。