「摺上川」の酒米田植え 地酒をつくる会と飯坂温泉観光協会

 
本県オリジナル酒造好適米「福乃香」の栽培田で田植え作業を行う会員と協力農家

 酒米、仕込み水、蔵元全てで「オール福島市」にこだわった純米吟醸酒「摺上川」を造っている飯坂温泉地酒をつくる会と飯坂温泉観光協会は20日、福島市飯坂町東湯野の栽培田で本県オリジナル酒造好適米「福乃香」の田植えを行った。

 取り組みは5年目で、生酒、火入れ、ひやおろしの3種類を販売する予定。

 同市飯坂町茂庭を源に飯坂の温泉街を流れる摺上川の豊かな水源を生かし本物の「地酒」を造ろうと、地元有志が会を立ち上げた。例年は旅館関係者や子どもたち、福島ユナイテッドFC選手らによる田植えイベントを行っているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年に続き会メンバーや協力農家のみで行った。

 遊休田を活用した約60アールの栽培田に機械で苗を植えた。モンドセレクション最高金賞を4年連続で受賞した摺上川の水を使い、同市松川町の金水晶酒造店で仕込む。冬に要冷蔵の生酒、来春に火入れ、来秋に貯蔵熟成の「ひやおろし」を販売する予定で、安斎忠作会長は「昨年の酒米で仕込んだ摺上川は香りが良く評判がいい。香りが華やかな日本酒に仕上がればいいと思う」と期待を込めた。