「皮むき機」海外販路開拓 福島・アストラ、オンライン展示で好評

 
アストラの小型フルーツ・野菜用皮むき機「瞬助」

 アストラ(福島市飯坂町)が製造販売するフルーツ・野菜用皮むき機が海外で好評だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)福島貿易情報センターの支援で参加した企業向けオンライン展示会でバーレーンやフィリピン、ドイツの企業と成約、5台を出荷した。今後も出荷が見込まれ、担当する竹下遼国際営業部長は「ジェトロの支援で新たな一歩を踏み出せた」と話す。

 同社は、2004(平成16)年に手動の柿用皮むき器を開発。07年には自動皮むき機を開発し、現在はモモやリンゴ、パイナップルなど、さまざまな果実や野菜に対応する皮むき機で全国随一のシェアを誇る。横長のピーラーを使うのが特徴で、種類にもよるが、1時間当たり400個の皮むきが可能という。

 国内では主に洋菓子店や給食センター、カットフルーツ工場などに導入実績がある。海外販売は代理店を通じて米国や台湾、オーストラリアなどへの輸出実績があったが、新たな販路を開拓しようとオンライン展示会に商品を掲載。ジェトロ福島の支援で機器導入による費用対効果のメリットを紹介したことが奏功し、野菜・ジュース店や生絞り果実ジュース会社、食品機械商社と成約した。12カ国からの引き合いを受けており、さらなる販路拡大が期待できるという。

 同社は現在のコンパクトタイプ、工場向け、大きな果物・野菜専用に加え、より仕上がりがきれいな新パイナップル皮むき機を開発。日本に比べ消費量が多い海外への輸出も見込まれる。竹下部長は「挑戦をためらう部分もあったが、世界をターゲットにできるオンライン商談会への参加は意義深い」と手応えを語った。