小中学校の水泳授業...悩む現場 新型コロナ、実施判断分かれる

 

 新型コロナウイルスの影響を受け、県内の小中学校で水泳授業の実施について判断が分かれている。文部科学省は、地域の感染状況や感染対策の内容を踏まえて実施を判断するよう各校に求めており、最終判断は現場に任されているからだ。コロナ下で教職員の試行錯誤が続いている。

 「各校で施設状況は違うので判断を任せた」。通常通り行う方針の福島市教委の担当者はこう話す。文部科学省は4月、各都道府県教委などに水泳授業での具体的な感染対策を盛り込んだ通知を出した。

 通知では「密接にならないようする」「私物の貸し借りをしない」などを求めた。ただ、県内では十分な感染対策が難しいと判断し、プールでの実施を見送った学校もある。

 南相馬市の中学校では、6校のうち3校で水泳授業を実施しない。市教委の担当者は「生徒の人数が多いため『密』を避けることが難しいと判断し、見送ったようだ」と説明する。いわき市内では、小中学校102校のうち、小学校10校ほどがプールでの授業を見送る。市教委の担当者は「児童数によって感染対策は異なる。更衣室やシャワールームでの感染対策を心配しているのではないか」と話す。