ワクチン接種加速に「郡山モデル」を 医師ら6人1組の当番制

 

 根本匠元厚生労働相(衆院福島2区)は28日、加藤勝信官房長官と官邸で会談し、新型コロナウイルスワクチン接種の加速に向けた方策を提言した。根本氏は、1日当たり約4000人の接種を見込む郡山市の取り組みを「郡山モデル」と提唱し、全国の市区町村にもノウハウを生かすよう求めた。

 郡山モデルでは、7月末までの高齢者向け接種完了を目指し、1日当たり集団(3会場)で約1000人、個別で約3000人が接種できる体制づくりを進めている。個別と集団の適切な組み合わせを心掛け、市内の各医療機関が医師1人、看護師3人、事務員2人の計6人でチームを組み、当番制で集団接種に協力することが特徴だ。背景には市保健所を核に市医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会による円滑な連携がある。

 根本氏は非公開での会談後、報道陣に「司令塔の明確化とバックアップ体制の構築が大きい。医療資源や既存の予算をどう活用するか、実務の運用が問われる」と説明した。加藤氏は「好事例を集め、横展開することが大事だ」と応じたという。