時短営業...「まだ続くのか」 若松1週間延長、疲労にじむ飲食店

 
酒類提供を伴う飲食店への時短要請が延長された会津若松市の飲食店街。人影はほとんどなく、客待ちのタクシーが並ぶ=28日午後7時30分ごろ

 営業時間短縮の要請がさらに1週間延長となる会津若松市。4月下旬から感染が急拡大した市内では、県内の他自治体より早く、3日から時短要請が出されており、繁華街の多くの飲食店が時短営業や休業を知らせる張り紙を店頭に掲示し、苦境のさなかにある。店主らからは「もう少し踏ん張らなければ」との声の一方、「まだ続くのか」と疲労感をにじませる声も上がった。

 カレー店オーナーの男性(42)は「お客さんあっての商売。お客さんが来ない状況が続くと、何のために店をやっているのか分からなくなる」と嘆いた。

 来客数は著しく減少。それでも「来てくれるお客さんがいる。そのために店を開いている」。飲食店が閉まれば、仕入れ先にも影響が出るため、オーナー男性は「店を閉めると困る関係先もある。頑張って仕入れしている」と話した。

 「感染を抑え込むためならば、延長されるのも仕方がない」と話すのは、日本酒バー・會津蔵武の店主(55)。店主は今、感染症対策が緩まれば、後々にもっと大きな影響が出ると考える。繁華街に人けがなくなり、夜の街は閑散とする。ただ、店主は「逆に言えば、会津の人たちがみんな営業自粛を守っているということ。それは頼もしくも思う」と話した。

 室井若松市長「正念場、危機感を」

 会津若松市の室井照平市長は28日の臨時記者会見で「これから1週間が正念場。解除に向け、危機感を持って過ごしてほしい」と市民に改めて協力を求めた。

 室井市長は「感染者数は減少傾向にあるが、抑え込まれた状況ではない。時短要請を解除するのはリスクがあると判断した」と県に時短営業要請の延長を求めた理由を述べた。その上で「重い責任を痛感している。我慢と感染対策を一緒に頑張ってほしい」とした。