運動中のけがや熱中症搬送 過去10年10代に集中、郡山消防管内

 

 気温が上がり運動する機会が増える季節となる中、郡山地方消防本部は30日までに、昨年まで10年間の運動中のけがや熱中症の搬送人数をまとめた。

 年代別の搬送人数は10~19歳が多かった。同本部の担当者は「運動中のけがは、体調などを確認すれば、未然に防ぐことができる。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける医療機関の負担を減らす意味でも、予防策を徹底してほしい」と注意を呼び掛けている。

 年代別の搬送件数は【表】の通り。管内で10年間の運動中の事故による搬送人数は1120人だった。搬送人数が中学、高校生に集中していることについて同本部は、「体育の授業や部活動で運動をする機会が多いことが原因ではないか」と分析している。

 同本部は「運動前のウオーミングアップやストレッチを徹底し、グラウンドやコートなどに危険な場所がないか点検してほしい。不測の事態に至った場合も想定しながら、応急手当の方法なども身に付けてほしい」と話した。

 また、運動種目別によって傷病が変化することが分かった。サッカーやバスケットボールなどは接触で足やアキレス腱(けん)を負傷することが多く、野球は投げた球が顔や手、腕に当たるなどの事例が見られた。