読本「二本松の戊辰戦争」発行 市内の中学生らに配布、活用へ

 
発行された「二本松の戊辰戦争」

 二本松市教委は、二本松少年隊に代表される同市での戊辰戦争の歴史を正しく理解してもらおうと、中学生向けの読本「二本松の戊辰戦争」を発行した。市内全中学生をはじめ、二本松藩領だった安達地方などの小中学校に配布し、活用してもらう。

 読本の副題は「時代の激流にほんろうされた二本松藩と人々」。少年隊の悲劇だけでなく、幕末から明治にかけての国内外の激しい情勢変化の中、当時の二本松藩と二本松の人々が何を考え、どのように行動したのか理解が深まるように内容を構成。コラムなども多く掲載し、A4判カラー、186ページにまとめた。

 2018(平成30)年の戊辰戦争150年を機に企画。福島大人間発達文化学類准教授の小松賢司氏、県文化財保護審議委員の守谷早苗氏、市文化財保護審議委員の根本豊徳氏が19、20両年度に編集した。

 市内中学生への贈呈式が5月19日、二本松一中で行われ、内藤徳夫教育部長が生徒会長の男子生徒(3年)、図書委員長の男子生徒に読本を手渡した。生徒会長は「今の平和な生活が当たり前ではないことを理解し、充実した毎日を送りたい」と謝辞を述べた。原田真一校長が同席した。

 発行は3000部。中学生や小中学校のほか、市内の図書館などにも送る。また一般の希望者に1000円で頒布する。頒布場所、問い合わせは市文化課(電話0243・55・5154)、市歴史資料館(電話0243・23・3910)へ。