中小企業の支援強化へ連携 東邦銀行と商工中金、覚書締結

 
覚書を交わす東邦銀の佐藤頭取(右)と商工中金の阿部常務執行役員

 東邦銀行と商工中金は31日、中小企業のサポート強化に向け、ビジネスマッチングや経営改善支援に関する業務で協力する覚書と契約を結んだ。ビジネスマッチングでは、同行の豊富な取引先や商工中金が持つ全国的なネットワークを生かし、企業の販路開拓や業務提携の橋渡し役を担う。

 商工中金が東北地方の金融機関とビジネスマッチングの業務で覚書を締結するのは初めて。これまでも連携して顧客を支援してきたが、新型コロナウイルス禍に伴う経営課題にきめ細かく対応するため、双方が協力する方針を明確化した。

 主な協力内容にはビジネスマッチングに向けた情報交換や商談会の開催、相互の顧客紹介、経営改善を図るための計画の策定支援や計画実行に必要な資金の協調融資などを盛り込んだ。

 締結式は福島市の同行本店で行われ、佐藤稔頭取が「コロナ禍で厳しい状況となり、取引先の支援が最大の使命になっている」と述べた。オンラインで出席した商工中金の阿部学常務執行役員は「タッグを組み、福島県の企業の事業再生、経営改善に向けた挑戦をサポートする」と話した。