スイス選手のおもてなし料理開発へ、福島の高校生 大使館と交流

 
ジャムなどを紹介しながらオンラインでスイスの食文化に理解を深める生徒

 福島明成高食品科学科の生徒が、東京五輪で福島市のホストタウンに登録されているスイスの代表選手をもてなす料理のレシピ開発に励んでいる。「喜んでもらえるようなレシピを考えたい」と生徒は食を通じた交流を待ち望んでいる。

 「スイス人が好きな調味料は」「健康志向は高いのか」。同校と在日スイス大使館をオンラインでつないだ交流会が5月28日に開かれ、生徒はスイス文化に理解を深めた。交流会はレシピ考案に向けてスイスの食文化や生活を学ぼうと企画された。

 食品科学科3年の滝口あかりさん(17)、渡辺琉生さん(17)、高橋愛子さん(17)、伊藤光(あかり)さん(18)、沢田愛緒さん(17)が参加。在日スイス大使館のジョナス・プルヴァ広報文化部長と広瀬綾子広報文化官からスイスについて学んだ。

 スイスではモモやリンゴ、サクランボなどの栽培が盛んで、福島市と同様に「フルーツ王国」であると知った。また、チーズが450種類以上あるとの説明を受けると驚きの表情を浮かべた。生徒は同校で栽培したモモやリンゴで作ったジャムを披露。「ジャムが嫌いなスイス人はいない」との回答を引き出した。

 生徒は7月上旬にレシピを完成させる予定。ホストタウン関連イベントで紹介するほか、在日スイス大使館で試食してもらう。伊藤さんは「健康志向の人が多く、ビーガン(完全菜食主義者)の人でも食べられるレシピを考える」と話した。