秘仏400年ぶりご開帳 西会津・鳥追観音堂、本尊聖観世音菩薩立像

 
特別大開帳している秘仏(奥)に向け、秘仏と観音堂の修復を終えた報告をする三留住職

 日本遺産「会津の三十三観音めぐり」番外札所で「会津ころり三観音」の一つとして知られる鳥追観音如法寺は1日から、西会津町の鳥追観音堂で秘仏「本尊聖観世音菩薩立像」を約400年ぶりに特別大開帳している。30日まで。

 昨年12月に秘仏と観音堂回廊の修復が完成したことを祝い、ご開帳している。寺の記録によると、秘仏の菩薩立像は平安時代初期ごろに作られたとされ、400年以上の間、ご開帳されることはなかったという。

 観音堂は1611年の慶長会津地震で崩れ落ちた2年後に再建された築400年以上の建物。観音菩薩が極楽浄土に導いてくれるという教えに基づき、全国でも珍しい東から西に抜けられる構造になっている。観音立像と観音堂はいずれも県の重要文化財。

 初日は、三留晃衛住職が御本尊の前で秘仏と観音堂の修復を終えた報告をし、新型コロナウイルス感染症の収束を願いお経を唱えた。参拝者は秘仏に手を合わせ子宝や安産、家族の健康を願っていた。三留住職は「初めて秘仏を一般公開した。多くの人に拝観してもらいたい」と話す。

 記念御朱印も授与

 観音堂に彫刻されている「隠れ三猿」をデザインした特別記念御朱印も授与している。1枚500円。参拝料は300円で、参拝者には特別祈祷守護を贈呈する。問い合わせは同寺(電話0241・45・2061)へ。