「再冷凍」ワクチン100人に接種 二本松、残りの70人分は廃棄

 

 二本松市は2日、市内の高齢者施設で入所者らに行われた新型コロナウイルスのワクチン接種で、本来は冷蔵保管すべきワクチンを再冷凍して保管し、100人に接種したと発表した。

 市によると、接種はいずれも1回目。2回目の接種を保留し、接種を受けた人の健康観察を続けており、現時点で健康被害は確認されていない。また不適切な保管が発覚した際に使用予定だった70人分のワクチンを廃棄した。

 本来は嘱託医となっている医療機関が冷蔵保管するワクチンについて、高齢者施設に保管を委ねたことが原因。この医療機関が施設で保管するよう指示していたという。

 不適切に保管されたワクチンが使用されたのは、4月30日と5月13日の2回。いずれも入所者と職員らが対象で4月に70人、5月に30人が接種を受けた。

 市は製造元のファイザー社に確認し、安全性や効果を担保できないとの回答を得たため接種を中止し、ワクチンを廃棄した。市は、ワクチンの管理方法について、嘱託医の認識が甘かったとみている。