本宮市、台風災害備え「防災行動計画」作成 危機共有、市民に周知

 

 本宮市は台風災害時の防災行動計画「本宮市タイムライン」を作成した。今後、市のホームページや広報誌などに掲載し、市民に周知する予定。市は市民と水害時の危機意識の共有を図り、逃げ遅れの回避と犠牲者ゼロにつなげる。

 タイムラインの主な内容は【表】の通り。東日本台風(台風19号)発生時の市の対応について課題をまとめた検証委員会の報告書を基に行動計画を作成した。

 災害発生時から逆算して3日前からの市の対応や、市民が取るべき防災行動などを整理。市は夜間・早朝の避難が想定される場合、安全に避難を完了できるように時間を繰り上げて、避難行動につなげる方針だ。また警戒レベル4「避難指示」では、防災行政無線、エリアメール、コミュニティFM放送など、多様な手段で切迫感のある放送を行い、市民の早期避難につなげる。

 市内では東日本台風で阿武隈川の氾濫や安達太良川の堤防決壊により、7人が犠牲となった。逃げ遅れなどから台風通過後に救助された住民は約400人に上った。検証委員会の報告書では、避難行動の遅れを指摘し、市民の防災意識の醸成が課題となっていた。

 市の担当者は「あらゆる機会を捉えてタイムラインを周知し、防災意識の向上を図る。市民には個別の避難計画の作成などに役立ててもらいたい」と話す。

 問い合わせは市防災対策課(電話0243・24・5365)へ。

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