宿の電気100%再エネ 二本松・マウントイン、福島県産電力を購入

 
再生エネ100%の県産電力で照明がともるロビー

 福島県二本松市岳温泉の温泉旅館「マウントイン」は、旅館で使用する電力を全て、県産の再生可能エネルギーで賄う経営を始めた。自然を活用したアクティビティ(旅先での遊び)を提供する旅館として、「自然に優しい宿づくり」を一層進化させる。

 安達太良山や温泉街周辺のあだたら高原をフィールドに、トレッキングやシャワーウオーク、スノーシューを履いての山歩きなどを提供する。ただ近年は少雪が続いていて、アクティビティを通して地球温暖化の影響を実感する。岳温泉での"遊び"をもっと楽しんでもらうためには自然環境の維持に貢献する取り組みが必要と考えた。

 また県産食材を使ったり、地酒や地ビールを販売したりなど「地産地消」が旅館経営の理念でもある。スカイピアあだたらアクティブパークと企画業務提携するチャンネルスクエアの平学代表の紹介で、電力会社をみんな電力(東京)に切り替え、4月から南相馬市の太陽光発電所「みさきSS発電所」で発電された電力を購入している。

 再生エネ100%経営について、鈴木安太郎社長は「経費高になるが、自然環境を守ることは利益に代えられない。岳温泉だけでなく、福島県に視野を広げて地産地消に取り組み、地元に貢献していく」と話す。