「復興の種」打ち上げ成功 6月5日ISS到着、7月帰還

 

 福島県など被災3県から集めた植物の種などの記念品を積んだファルコン9型ロケットが4日午前2時29分、米フロリダ州の米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

 記念品を搭載した補給船は、日本時間5日午後6時ごろに国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングする予定。記念品はISS内で保管され、7月には地球に帰還する。同月下旬には日本に戻る見通し。

 記念品は参加する約50の自治体などから集められた。県内からは、16市町村から集められた植物の種や日本酒の酵母などが打ち上げられた。地球に帰還後、各自治体が記念品を通して復興や地域振興に役立てる。

 東日本大震災10年の節目に、世界に支援への感謝と復興を伝える「東北復興宇宙ミッション2021」事業として実施。被災3県の市町村などでつくる実行委員会が主催している。事務局を務めるワンアース(茨城県龍ケ崎市)の長谷川洋一代表理事(59)は「次のステップは帰還した記念品の活用。各自治体と協議を深め、子どもたちのために発展させたい」と語った。