ビールと笑顔届けたい 福島大・栗原さんら桑折で醸造開始

 
指導を受けながら麦芽を釜に入れる栗原さん(左)

 明るい話題とおいしいクラフトビールを届けたい」。福島大生が経営している福島市の飲食店「students bar Jam(ジャム)」のスタッフが桑折町の醸造所でクラフトビール造りを始めた。Jam代表の栗原章悟さん(21)=人間発達文化学類4年=は「コロナの影響で暗い話題が続いているが、クラフトビールを飲んで笑顔になってほしい」と意気込みを語った。

 Jamが7月8日に創立7周年を迎えるのを記念して醸造する。Jamと親交のあった茨城県古河市の「Tファクトリー」が運営する桑折町にある醸造所「半田銀山ブルワリー」が協力した。学生はビール醸造者の指導を受けながら仕込みから瓶詰め、ラベル貼りまでの一連の工程に参加し、完成を目指す。

 醸造量は300リットル。1本(330ミリリットル)700円程度で、店舗での提供や醸造所と併設する同町の飲食店「上町CHEERS(チアーズ)」などでの販売を計画している。

 仕込み初日の5月27日は、栗原さん、荒井琉(りゅう)さん(20)=共生システム理工学類3年、宮腰昴汰(こうた)さん(20)=経済経営学類3年=が醸造所を訪れ、醸造所の鈴木翔之(しょうじ)さん(29)らから指導を受けた。麦芽を糖化槽と呼ばれる釜に入れ、醸造工程の糖化、麦汁ろ過、煮沸、酵母投入などを行った。約1カ月後に完成する見通しで、商品名は「J&SC」。栗原さんは「商品を通して多くの人にクラフトビールやJamの魅力を伝えたい。仕上がりが楽しみ」と期待を口にした。