福島県の高齢者、ワクチン1回目接種25% 医療従事者は9割超

 

 新型コロナウイルスワクチンの優先接種の対象となっている県内の高齢者約58万人のうち、25.2%が1回目の接種を終えたことが4日、県のまとめで分かった。医療従事者(約7万人)は94.8%、高齢者施設の従事者(約4万人)は25.1%で1回目が終了した。

 同日の県感染症対策本部員会議で示した。高齢者の接種については、国が7月末での完了(2回接種)を目指しているが、県内では59市町村のうち2自治体が7月末での完了が困難としている。内堀雅雄知事は臨時の記者会見で、全市町村での7月中の完了に向けて全力を挙げるとした上で「早く打てば打つほど、感染拡大防止につながる」と強調、ワクチン接種の促進をリバウンド(感染の再拡大)の防止との2本柱で取り組む姿勢を示した。

 一方、医療従事者は73.8%が2回目の接種を終えており、内堀知事は今月末に完了する見通しを示した。また「高齢者と接触する確率が高い人への接種が極めて重要」と述べ、施設従事者や訪問介護事業者などでの接種についてもきめ細かに対応していく方針を示した。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は本部員会議の席上「ワクチン接種でさまざまなミスが報告されている」と指摘。防止のためのチェックシートを作成するなど、県に対して安全な接種の推進を求めた。