伊達氏始祖の墓所修復 全国山城サミット控え、2月の地震で倒壊

 
修復された伊達氏初代朝宗が眠る墓所の五輪塔

 2月の本県沖地震で五輪塔や灯籠が崩れた、桑折町にある仙台藩伊達氏の始祖・伊達朝宗(ともむね)公墓所が修復された。10月30、31日には伊達氏ゆかりの桑折西山城跡で全国山城サミット桑折大会が控えており、町の生涯学習課歴史文化係は「墓所をはじめ、関連する史跡を巡り、伊達氏発祥の地と知られる桑折を知ってほしい」と話す。

 地震の影響で、江戸時代に仙台藩主伊達氏によって建てられた五輪塔が損壊。地元文化財を調査、保護などする町文化財保存会が修理補修を担った。

 墓所周辺は、朝宗が建てた寺院跡と考えられており、4代政依(まさより)が朝宗の菩提寺として中興した満勝寺の跡となっている。寺は江戸時代の初期までに仙台市に移されたが墓所は残された。仙台藩では参勤交代の際、墓参りをしたと伝えられている。

 朝宗は常陸入道念西(ひたちにゅうどうねんさい)と称して1189年、源頼朝の奥州攻めに出陣。合戦で成果を残し、陸奥(むつ)国伊達郡を与えられた。姓を伊達に改め、戦国大名伊達氏の初代となった。伊達市保原町の高子岡(たかこがおか)城跡に居城したと伝えられている。仙台藩祖となった独眼竜として知られる政宗は17代目に当たる。