「非常事態」解除後...初の週末 戻らない団体客、個人客は徐々に

 
非常事態宣言明け初の週末を迎えた福島市のパセオ通り=5日午後

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う県の非常事態宣言が明けてから、初の週末を迎えた5日、通常通りの営業に戻った飲食店に来店客の姿が見られた。個人客を中心に客足は徐々に戻りつつあるが、団体客はいまだ少ない状況で、飲食店の苦境は続いている。福島市の「会津郷土料理 楽」。店内では5日夕、カウンターは個人客でいっぱいだったが団体で来店した人の姿は見られなかった。

 同店によると、通常営業再開後、同店の客数は約2倍に増えた。ただ、宴会など団体予約は皆無。個人客が増えても、人件費や光熱費を賄うのに精いっぱいなのが現状という。

 それでも、時短営業時に比べて「店がにぎやかになってくれることはうれしい」と店長の斎藤正幸さん(46)。同店では昼の営業を新たに開始し、馬肉や会津地鶏を使ったハンバーガーのテークアウトで事態の打開を目指す。斎藤さんは「店と従業員を守るために頑張りたい」と前を向いた。