成人式を自分たちでつくる 喜多方出身の福島大生、中止受け企画

 
「参加者に楽しかったと思ってもらえる式にしたい」と話す実行委員長の星さん

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、各地で規模縮小や中止などとなった今年の成人式。中止となった喜多方市では、新成人が来年1月に自主成人式を開催しようと実行委員会をつくり準備を進めている。実行委員長で福島大2年の星拓真さん(20)は「成人式は人生で最も印象が残る。絶対に成功させたい」と思いを口にする。

 「成人式でみんなに会えないのは悲しい」。市から成人式の中止の連絡が来ると、星さんの無料通信アプリ「LINE(ライン)」には中学校の同級生らから無念さをつづるメッセージが相次いだ。

 星さんは「成人式をやりたい人がどれほどいるのか」と、会員制交流サイト(SNS)を活用してアンケート調査を実施。1日で70件以上の開催を望む意見が集まった。

 「自分たちでできないのか」。星さんは友人に声を掛け、実行委員会を発足。口コミなどで自主成人式の周知を進め、参加希望者は200人以上集まった。星さんによると、喜多方市の中学校を卒業した星さんの同学年は約430人という。星さんは「漏れなく全員に連絡できるようにしたい」と話す。

 式の周知と同時進行で、イベント内容も企画している。全員参加型のビンゴ大会や芸能人による講演会を実施する予定だ。「感染症対策も大事。マニュアルを作成しながら対応をしたい」と、式の2週間前から検温を求めることや、当日はマスク着用、入場前には検温、席は固定するなど感染症対策も考えている。星さんは「支えてくださる方に感謝して、参加者が楽しかったと思ってもらえる式にしたい」と言葉に力を込める。