土湯温泉「ホテル向瀧」が解体、新築へ 22年12月にもオープン

 
解体、新築されることになったホテル向瀧

 福島市の土湯温泉のホテル向瀧が現在の建物を解体して新しい建物を新築し、来年12月にもオープンすることが6日、分かった。本県沖を震源に2月に起きた最大震度6強の地震で、建物が大規模半壊の被害を受けたため。新型コロナウイルス収束後も見据え、新たなスタートを切ることにした。

 ホテルによると、新しい建物は5階建てを想定。和モダン風で、客室は40室程度にしたい考え。太陽光発電や蓄電池を備え、災害時に地域住民を受け入れられる機能を整備することも検討している。現在の建物は鉄筋コンクリート9階建てで、東日本大震災でも大きな被害を受けた。

 解体工事は10日に着手予定。佐久間真一総支配人(71)は「『向瀧』には100年の歴史がある。来年は101年目となるので、新たな一歩を踏み出したい」と話している。

 前身の向瀧旅館は1921(大正10)年創業の老舗。新型コロナウイルスの影響で昨年3月末に休館し、新しい経営者の下で同8月から新装開店していた。