福島・摺上川に稚アユ250キロ放流、阿武隈川漁協 来月1日漁解禁

 
アユの稚魚を摺上川に放流する支部員ら

 東京電力福島第1原発事故の影響で休止していた漁業や釣りが今春に阿武隈川で10年ぶりに再開されたことを受け、阿武隈川漁協摺上川支部は6日、福島市瀬上町の幸橋付近など5カ所でアユの稚魚約250キロを放流した。7月1日のアユ釣り解禁に合わせた取り組みで、安部恒支部長は「一人でも多くの釣り客に楽しんでほしい」と話し、期待を寄せた。

 同漁協はこれまで、料金を取らない「試験採捕」の形で釣りを許可していたが、環境中の放射性物質が減少していることなどから、出荷制限がかかっていない魚の漁業や釣りの再開を決めた。今年からは原発事故前と同様に、組合員には賦課金や漁業公使料、それ以外の釣り人からは遊漁料を支払ってもらう。

 6日は組合員ら約20人がバケツリレー方式で約10センチの稚魚を阿武隈川支流の摺上川に放流した。同支部は5月からアユの稚魚を放流しており、今回が3回目となった。放流した稚魚は累計で約650キロ。今月中に再び放流を予定している。遊漁券などの問い合わせは阿武隈川漁協(電話024・553・0488)へ。