須賀川・稲田学園「アフガンにランドセルを」 トマト栽培で送料費

 
ランドセルの送料確保に向けて、トマトの苗を植える6年生ら

 須賀川市の義務教育学校稲田学園6年生は5月31日、アフガニスタンへランドセルを寄付するための費用に充てようと、同校でトマト栽培を始めた。ドライトマトに加工・販売してランドセルの送料に充てる計画で、児童らは「外国にランドセルを贈るために、おいしいトマトを育てる」と意気込む。

 寄付は6年の岩崎成吾君(11)が発案した。姉由佳子さん(15)が同校在学中にランドセルを贈っており「勉強したくてもできない海外の子どもにランドセルを届けたい」と同級生らに呼び掛けた。地元の食品加工業ジェイラップが企画に賛同し、送料を工面するために小学生でも育てやすいトマトの加工・販売を提案した。

 この日は、6年生34人が鉢植えにトマトの苗を植えた。参加した岩井悠花さん(12)は「ランドセルを思い出に取っておきたい気持ちもあったけれど、今は海外の子に役立ててほしいと思っている」と話した。岩崎君は「友達が賛成してくれてうれしい。トマトを売って送料を確保したい」と笑顔を見せた。

 トマトは7月ごろに収穫した後、同社がドライトマトに加工する。10月に開催予定の同校の文化祭や地域の商業施設などで販売し、売り上げを送料に充てる。ランドセルは6年生が進級した来年度の春ごろに同国に贈る予定。