福島県「県民割」拡充!補助最大1万円 60万泊分、7月にも再開

 

 県民が県内の旅館やホテルに宿泊する際の費用を補助する「県民割」について、県は補助額を1泊当たり最大1万円に引き上げ、7月にも事業を再開する。観光庁の補助金を活用して60万泊分を補助、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込む観光需要の回復につなげる。内堀雅雄知事が7日発表した。

 従来の県民割は1泊7700円以上の宿泊に対して一律5000円を補助していたが、対象を1泊5000円以上に広げ、宿泊額に応じて2500~1万円までとする。拡充を受け、事業名を「県民割プラス」とした。

 県民限定の補助で、約2000施設が対象となる見込み。開始時期は県内の感染状況を考慮して決定するが、早ければ7月上旬となる。7~12月の宿泊を対象とする見通しだ。割引の利用者には宿泊額にかかわらず、1泊ごとに地域の土産物店などで使える2000円分のクーポンを配り、地域経済の底上げを図る。

 県は昨年6月に県民割の取り組みを開始。感染状況に応じて補助対象を東北6県の県民に広げたり、新規予約を停止するなどの対応を講じながら今年3月末まで実施してきた。利用実績は21万3000泊に上る。

 県によると、今年3月の県内宿泊者数は感染症流行前の2019年3月比で56.1%となるなど深刻な打撃を受けている。内堀知事は「厳しい経営環境に置かれる観光事業者を支援するため、助成を通じて観光需要を喚起したい」と述べた。