山城サミット 機運盛り上げ、桑折西山城跡に迫る 役場で特別展

 
桑折西山城跡の歴史や文化が学べる特別展

 「桑折西山城跡や独眼竜政宗公につながる伊達氏発祥の地を知ってほしい」。桑折町は7日、町役場の町民ロビーで国史跡・桑折西山城跡の歴史や文化を伝える特別展を始めた。10月30、31日には桑折西山城跡で全国山城サミット桑折大会が控えており、開催機運を盛り上げていく。

 桑折西山城跡は1532年ごろに陸奥国(むつのくに)守護の伊達氏14代稙宗(たねむね)が築いた伊達氏の本城。特別展では、防御施設の配置や形状を決める城の設計図「縄張図」などパネルや写真15枚を使って紹介している。

 町の担当者は「171の条文で構成された分国法『塵芥集(じんかいしゅう)』が制定された場所でもあり、歴史的価値がある山城跡。ぜひ登城してほしい」とPRする。

 観覧無料。開催時間は平日午前8時30分~午後5時15分。問い合わせは町生涯学習課(電話024・582・2408)へ。

 稙宗は居城を伊達市の梁川城から桑折西山城に移すと、伊達氏の統治機構の拡充を図った一方、1542年に越後国(えちごのくに)守護上杉氏と養子縁組に反対する嫡男の晴宗(はるむね)と対立。伊達氏の内乱「天文の乱」の舞台にもなった。

 晴宗が1548年に本城を山形県米沢市に移し、廃城となった。仙台藩祖で独眼竜と知られる17代政宗の父輝宗(てるむね)は桑折西山城で生まれた。