バルサン、白河に工場新設へ 福島県初、国特例措置の農地転用

 
協定書を取り交わした青木社長(左)と鈴木市長

 害虫駆除剤や除菌剤などの製造・販売を手掛けるバルサン(矢吹町)は業務拡大のため白河市大信地区に工場を新設する。来年9月に操業予定。雇用は当初予定数が35人程度、全体計画では200人を見込む。8日、同社と白河市が立地に関する基本協定を結んだ。

 市によると、国の地域未来投資促進法の特例措置を活用し、農地転用を行って工場を立地する県内初の事例という。同法は、地域への経済効果や雇用者数の増加が見込まれる地域経済けん引事業の促進を目的としている。

 立地予定場所は同市大信下新城字堀米10。敷地面積は約8万2000平方メートル。物流倉庫と製造工場を新設する計画で、新商品の製造にも力を入れていくという。

 市役所での締結式で、青木光男社長と鈴木和夫市長が協定書を取り交わした。青木社長は「雇用の面で白河の人材に期待している。市と共に発展していきたい」と意欲をみせ、鈴木市長は「コロナ後を見据え産業振興を図っていきたい」と述べた。

 同社は矢吹町に工場があり、2018(平成30)年12月に家庭用品の製造や販売を手掛けるレックの100%子会社となった。