福島駅東口・再開発ビル「複合棟」12階建てに 商業施設を縮小

 

 福島市のJR福島駅東口に建設される再開発ビルの中核の複合棟は地上12階建て(高さ約59メートル)となることが8日、分かった。縦覧が始まった再開発の事業計画で示された。工事着手は来年度、オープンは2026年の予定。新型コロナウイルスの影響などを踏まえ、従来の計画を一部変更し、商業施設の範囲を縮小した。

 再開発は辰巳屋ビルとその周辺の約2ヘクタールが範囲となり、建物解体後に駐車場棟と住宅棟を含む3棟の再開発ビルに生まれ変わる。

 複合棟は1、2階に商業施設が入り、3、4階を中心に市の大ホールやイベント・展示ホール、会議室などの公共施設を整備。3階と6階にオフィスを設け、8~12階には約150室を備えたホテルが開業する。

 駐車場棟は地上7階建て(高さ約27メートル)。駅前通りに面した1階は商業施設となり、現在営業している地権者らの店舗が入る。駐車場は約505台、駐輪場は約140台を収容可能。

 住宅棟は地上13階建て(高さ約41メートル)で、108戸の分譲を予定している。

 地権者らでつくる再開発準備組合は商業施設やホテルを運営する事業者と交渉を進めている。総事業費は約472億円で、このうち約217億円は国や県、市からの補助金を見込む。

 再開発の事業計画は22日まで、福島市の市街地整備課で縦覧が行われる。意見書の提出期間を経て、早ければ7月中旬にも、県から事業認可を受けた再開発組合が設立される見通し。

 駅前では昨年8月末に老舗百貨店の中合福島店が閉店し、市街地活性化が喫緊の課題となっている。