相馬野馬追・神旗争奪戦は無観客に 動画配信検討、甲冑競馬も

 

 相双地方の伝統行事「相馬野馬追」について、相馬野馬追執行委員会は8日、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえ、当初、県内在住者限定で5000人を上限としていた雲雀ケ原祭場地(南相馬市)の入場を無観客にすると発表した。

 今年の相馬野馬追は7月24~26日に実施する。7日現在で約360騎の騎馬が出場予定。雲雀ケ原祭場地では7月25日、甲冑(かっちゅう)競馬と神旗争奪戦が行われる。無観客への対応として、動画投稿サイトでのライブ配信が検討されている。

 昨年の相馬野馬追は新型コロナの影響で神事を中心に規模を大幅に縮小し「省略野馬追」として、無観客で実施した。今年は騎馬武者行列などの主要行事を2年ぶりに行う方向で調整している。

 執行委はこのほか、無観客とした理由について、例年、祭場地の救護所に配置する医師や看護師を必要最小限とすることで新型コロナワクチン接種などに従事する医療従事者の負担軽減を図るためとしている。感染状況次第で実施方法を見直す方針で、今月末をめどに具体的な行事内容を最終決定する。

 執行委員長の門馬和夫南相馬市長は「多くの人に直接観覧してもらえないのは残念だが、万全を期すためにも判断した」と話した。