福島市、8月の接種予約者数は「2万人」 新型コロナワクチン

 

 福島市の高齢者約8万5000人への新型コロナウイルスワクチン接種で、8月の接種予約者数が今月1日現在で約2万人に上ることが8日、市への取材で分かった。

 市は7月末までの接種枠を広げ、8月分の予約の前倒しなどで接種を急ぐ考え。ただ、現状では国や市が目標とする「7月末完了」の達成は難しい状況とみられ、市担当者は「目標の7月末完了に向け、接種枠をさらに拡大させるほかない」と述べるにとどめた。

 市によると、1日現在で一般高齢者の約8割が予約を済ませた。8月の予約状況は2回目のみが1万6142人、1回目と2回目が4004人。

 市は8日、7月末までの個別接種の予約枠1万1000人分を追加。一方で、7月末完了が達成できるほどの予約枠は確保できていない。また、8日午後4時現在で、予約枠約4700人分が空いている。

 市担当者は「8月に予約している人は、7月末完了に向けて予約を変更してほしい」と前倒しを求めた。ただ、市は8月の予約者に、個別に連絡する考えは現時点でないとした。

 8日午前、市役所の予約サポート窓口には高齢者が詰め掛けていた。ある男性は予約に2時間超かかり「電話はつながらず、オンラインも操作できない。市は高齢者のことを考えていない」とあきれ気味に語った。市は、電話がつながりにくいことは把握しているが、回線を増やす予定はないとしている。