カーテンに川俣シルク 郡山のホテル、インテリアに採用

 
フロントに設置された川俣シルクのカーテン

 斎栄織物(川俣町)が手掛ける世界一薄い先染絹織物「フェアリーフェザー」が、郡山市にあるビジネスホテル「ホテルグローバルビュー郡山」のフロントのカーテン素材に採用された。斎栄織物によると、自社製品がインテリアに使われるのは初めてで、斎藤栄太常務は「これを機に(薄さや柔らかい手触りなど)シルクの優れた特徴をアピールし、『川俣シルク』の発展につなげていきたい」と話した。

 多くの利用客の目に留まるフロントのカーテンに川俣シルクを使い、魅力を広く発信しようと、ホテルを運営するリオ・ホテルズ北海道(札幌市)が斎栄織物に依頼した。

 塩の力でシルクのタンパク質を溶かして生地を収縮させ、さまざまな柄をデザインする「塩縮加工」を施した。「通常の生地と違い、凹凸と程よい透け感のある『3Dシルク』に仕上がった」と斎藤常務。燃えにくくするため防炎加工も行った。

 シルクは紺色で、フロント上部に設置されている照明で照らされ、落ち着いた雰囲気を演出している。

 斎栄織物では、衣類のほか、音響製品や工業製品にも川俣シルクを活用している。斎藤常務は「今後は壁材などの建築資材への活用も検討し、活路を広げていきたい」と語った。

 同ホテルの蔭山美貴子支配人は「フロントはホテルの顔。シルクカーテンを多くの人に見てもらい、川俣シルクの魅力を広く発信していきたい」と話した。