歯科医師らワクチン打ち手協力へ 福島市の接種枠拡大要請受け

 

 福島市が新型コロナウイルスワクチン接種の新たな「打ち手」確保に向け、歯科医師や臨床検査技師に協力を要請していることが9日、分かった。今月からワクチン接種の実技講習などを行い、早期に集団接種に参加してもらう。

 歯科医師などへの協力要請は政府が特例で容認している。市は一般高齢者約8万5000人への接種を7月末に完了させる目標だが、接種枠が足りず8月に多くの予約者がいる。そこで二つある集団接種会場の一つを7月から「福島トヨタクラウンアリーナ(市国体記念体育館)」に移し、7月末までの接種枠を増やす。

 現時点で歯科医師約20人が協力するほか、臨床検査技師や看護師の確保も進んでいる。同アリーナでは1日約600人以上の接種能力を見込んでいる。実技講習は同市に拠点を置く医療機器開発「イービーエム」(東京)が協力する。

 福島歯科医師会の山口晴彦会長は「市民のために接種完了に向けて全面協力したい」と話した。市担当者は「8月の予約を前倒ししてもらうよう、対象者に通知の手紙を郵送して呼び掛けていく」としている。