向羽黒山城跡の「御城印」作製 1枚300円、ドローン動画も配信へ

 
作製した向羽黒山城の御城印

 会津美里町観光協会は、国指定史跡「向羽黒山城跡」の魅力発信のため、城を訪れた記念となる「御城印」を作製した。8日から販売を始めた。今秋にはドローンで山城跡を撮影した動画の配信も予定。4月の一般社団法人化移行に伴い、観光資源のPRに力を入れ、さらなる誘客につなげる。

 寺や神社を参拝した証しである「御朱印」の全国的な人気を受け、近年、御城印も脚光を集めている。収集するファンも多く、山城を訪れた観光客からも「何か記念品がほしい」という声が寄せられていた。

 作製した御城印は、力強い「向羽黒山城」の文字と、山城を築いたとされる蘆名盛氏の家紋を大きく中央に配置。岩崎山、観音山、羽黒山が連なる「白鳳三山」と、盛氏の署名の代わりである「花押(かおう)」もデザインされている。

 1枚300円で、山城跡の麓にある会津美里町本郷インフォメーションセンターで販売している。ほかに3種類のデザインの御城印も作製中で、夏ごろの販売を目指す。

 ドローンを活用した動画配信では、普段見ることのできない上空からの景色を撮影。観光ガイドと散策路を歩き、見どころとなるスポットも動画で紹介する。9月ごろ同協会ホームページで公開する予定。

 同協会は、山城を紹介する観光ガイドも配置しており、担当者は「山城には広く知られていない魅力がたくさんある。御城印や動画を通して興味を持ってもらい、実際に訪れて魅力を体感してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同協会(電話0242・56・4882)へ。

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 向羽黒山城 戦国時代に会津などを支配した蘆名盛氏が1561(永禄4)年に築いた国内最大規模とされる山城。蘆名氏以降も、伊達、蒲生、上杉各氏の時代も城として機能したと考えられている。2001(平成13)年に国指定史跡、17年に日本城郭協会の続日本百名城に指定された。