放課後の交流スペース「平七小」、いわき・ラトブに移転再開校へ

 
「高校生たちの居場所を守りたい」と「平七小」の再開準備を進める猪狩さん

 いわき市のまちづくり会社「たいらまちづくり」は、イトーヨーカドー平店の閉店に伴い休止していた交流スペース「平七小」を同市のラトブ1階の駅前大通り沿いに移転、28日に再開校する。交流スペースは中心市街地ににぎわいを取り戻そうと、高校生が放課後を過ごす場所としてつくられた。事務局の猪狩達宏さん(40)は「子どもたちの居場所を守りたい」と開校の準備を進めている。

 交流スペースは、たいらまちづくりやイトーヨーカドー平店、当時の高校生らでつくる学生団体が若者を対象にしたまちづくりを考え、「たまり場」としての居場所づくりの必要性が提案されたことがきっかけとなった。2018(平成30)年6月にイトーヨーカドー平店2階に開校し、放課後の自主学習や交流の場のほか、生け花やファッションショー、市民参加イベントの場として利用されてきた。

 しかし、今年2月の閉店に伴い平七小も"閉校"となった。昨年、JRいわき駅前では、ドーナツ店などが相次いで閉店。猪狩さんは「さらに若者の居場所がなくなってしまった」と振り返る。

 猪狩さんたちが移転を模索する中、駅前のラトブに空き店舗があることが分かり、同ビルから協力が得られた。「勉強ばかりではなく楽しめる空間」との雰囲気を大切にしており、廃校となった市内の小学校で使われていた机や椅子、高校生と一緒に作ったステンドグラス風の飾りや花壇などは再利用する計画だ。

 平日の午後3~8時に開放する予定。それ以外は有料で発表会や展示会のスペースとして貸し出す。貸出料を施設の維持費に転用することから、猪狩さんは「多くの人に利用してもらうよう呼び掛け、守っていきたい」と話す。

 オープニングイベントとして26、27の両日にクイズラリーを行う。午前11時~午後4時。ラトブ2階で受け付ける。問い合わせはたいらまちづくり(電話0246・21・7777)へ。