二本松、小学校跡地で太陽光発電 災害時には住民に無償提供も

 
竣工式後、旧上太田小発電所を見学する出席者

 二本松市で太陽光発電によるエネルギーの地産地消を展開する二本松ご当地エネルギーをみんなで考える会社は、同市の旧上太田小などで、太陽光発電所4、5号機を稼働した。合わせて災害時に非常用電源として地域住民に無償で電気を提供する取り組みも始めた。

 稼働したのは、同市東和地域の旧上太田、旧北戸沢両小の跡地に整備した太陽光発電施設。両面発電パネルを採用し、地面からの照り返しなども利用して発電できるのが特徴という。いずれも年間発電量は、一般家庭15世帯分の年間電力消費量に相当する約10万キロワット時で全量、東北電力に売電する。

 また変圧器には、地域で停電が発生した時に自動的に電気を供給できるシステムを内蔵。日中の発生時には変圧器脇のコンセントを使い、最大1500ワットまで家電製品が使用できる。併せて蓄電池も購入した。これら最新技術を活用し、電気の無償提供を展開していく。

 5月26日に行われた竣工(しゅんこう)式には同社や市、地元住民ら約20人が出席。近藤恵代表が「完成までには多くの人に尽力してもらった。災害時に対応できる施設として適切に運用したい」とあいさつ。三保恵一市長、佐藤弥右衛門会津電力会長が祝辞を述べた。