初夏の訪れ告げる小さな使者 南相馬にハッチョウトンボ

 
湿原に初夏の訪れを告げるハッチョウトンボ。大きさは2センチ程度=南相馬市原町区

 南相馬市原町区の湿地では、日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」が真っ赤に色づき、初夏の訪れを告げている。

 ハッチョウトンボは体長約2センチ。成熟した雄は真っ赤だが、雌や未熟な雄は腹に横じま模様があり、小さなアブに見える。雄は、湿地に生える背丈の低い植物に止まって縄張りを守っている。

 福島虫の会の三田村敏正さん(61)によると、湿地がないと生息できないため、湿地の水がなくなっても、水が多くなっても生息できず、環境の変化に敏感という。