桑折西山城跡の歴史紹介 ガイダンス施設整備、パネルや出土品展示

 
桑折西山城跡の歴史を学習できる施設

 桑折町は、同町万正寺の町老人福祉センター「大かや園」内に「国指定史跡桑折西山城跡ガイダンス施設」を整備した。桑折西山城跡の歴史や文化に触れることができる資料が並んでおり、町担当者は「ぜひ登城前に立ち寄り、城跡に向かってほしい」とPRしている。

 10月に桑折西山城跡で、山城がある全国の自治体が集まり、城の保全をテーマに話し合う「第28回全国山城サミット桑折大会」の開催が控えていることなどから、広く城跡をアピールしようと設置した。

 約50枚のパネルや写真、城の範囲図(縄張り図)、城跡から出土した素焼きの土器「かわらけ」などを展示している。出土品からは当時の生活をうかがい知ることができる。全国山城サミットコーナーも設け、昨年開催したプレイベントで登場した城郭考古学者の千田嘉博さんによる講演動画を上映している。

 入場無料。開館時間は午前9時~午後5時。月曜日休館。問い合わせは町生涯学習課歴史文化係(電話024・582・2408)へ。

 桑折西山城跡は伊達氏14代稙宗(たねむね)が1532年ごろに築いた山城。1548年に嫡男の15代晴宗が山形県米沢市に移るまで、伊達氏の本拠だった。仙台藩祖となった独眼竜として知られる17代政宗の父輝宗(てるむね)は桑折西山城で生まれた。