郡山・ワクチン接種、使用済み再度注射 施設高齢者ら24人検査

 

 郡山市は16日、市内の高齢者施設で15日に行われた入所者と職員24人に対する新型コロナウイルスワクチン接種で、使用済みの空の注射器1本を別の人に使用するミスがあったと発表した。市は、誰に使用したのか特定するのが困難だとして16日、24人に対しエイズウイルス(HIV)やB型、C型肝炎の感染を調べるための血液検査を行った。県によると、県内で同様のミスの報告はないという。

 市によると、施設ではワクチンを入れた注射器24本を準備した上で、常駐する看護師1人が接種を行った。全員の接種を終えた後、ワクチンが入った注射器1本が見つかり、使用済みの空の注射器を使用したとみられる。

 市のマニュアルでは使用済み注射器をすぐに廃棄するとしているが、適切に処分せず、使用前の注射器と同じトレーに置いていた。注射器に薬剤が入っているかどうか接種前に十分確認する必要もあるが、確認していなかったという。

 24人とも1回目の接種で、3週間後に2回目の接種を予定通り行う。その後に全員の抗体検査を行った上で、抗体が少ない人が使用済みの注射器が使われた人だとして再度接種を実施する。

 市はワクチン接種に協力する医師や看護師がいる高齢者施設などで、利用者や希望する職員に施設内接種を行っており、各施設にマニュアルの順守を含めた安全な接種の実施を求める。