バチに込めた2年分の思い、霊山太鼓まつりに向けて練習開始

 
霊山太鼓の基本リズムをたたく子どもたち

 2年ぶりに開催が決まった伊達市恒例の「霊山太鼓まつり」に向け、太鼓の打ち手となる子どもらが練習を始めた。同市霊山町泉原では13日、霊山太鼓泉原保存会のメンバーが集まり、久しぶりの太鼓を打ち鳴らす感覚を確かめた。

 初日の練習には5歳から大人まで約20人が参加した。初心者の子どもたちが基本のリズム「タンコ、タンコ、タンコ」を、かねの音に合わせて太鼓をたたいた。大人の練習に入ると、迫力ある力強い太鼓の音が響き渡った。

 橘内清隆会長(45)は「まつり開催がないと集まる機会もなく、後継者育成がなかなかできなかった。子どもたちに太鼓を伝え、霊山太鼓の伝承に取り組んでいく」と意気込みを語った。まつり当日まで週に1度集まり、練習を重ねていくという。

 霊山太鼓は約350年の伝統を誇り、まつりでは継承する打ち手が一斉に太鼓を打ち鳴らす「同時打ち」が見どころの一つ。市内では霊山太鼓保存会に所属する17団体が活動している。
 「霊山太鼓まつり」は8月22日に無観客開催される方向で調整が進んでいる。