「前田遺跡」の発掘調査成果や歴史学ぶ 川俣南小で出前授業

 
前田遺跡について学んだ出前授業

 川俣町教育委員会は16日、同町の川俣南小で、同町小綱木の前田遺跡について学ぶ出前授業を行い、児童らが前田遺跡の発掘調査や、出土品などについて学んだ。

 同校の5、6年生36人が参加。町教委生涯学習課遺跡調査係主任専門員の吉田秀享さんが講師を務めた。吉田さんは、旧石器時代から弥生時代までの当時の暮らしぶりや文化などについて解説した後、前田遺跡の発掘調査の様子を紹介。スライドの写真を交えながら、土偶や木柱を伴う柱穴、人骨、漆器など出土品の数々について説明した。

 吉田さんは授業の最後で「数多くの遺物が出土したことで、これまで以上に前田遺跡周辺の環境について複合的に推測することができるようになった」と発掘調査の意義を語った。

 同遺跡では、国道114号の改良工事に合わせ、2018(平成30)年度から発掘調査が進められている。

 参加した6年生の松本心さん(11)は授業後、「川俣にこんなにも貴重な遺跡があるなんて知らなかった。授業で学んだことを家族に話したい」と感想を話した。