福島県社会福祉協議会新会長に北村氏 任期2年、東邦銀行会長

 
きたむら・せいし 喜多方市出身。慶大商学部卒。東邦銀行で2007年から頭取を務め、昨年6月から会長。今年4月に福島相双復興推進機構(福島相双復興官民合同チーム)の理事長に就いた。東北経済連合会の副会長も務めている。

 県社会福祉協議会は21日、福島市で理事会を開き、役員改選で新会長に北村清士氏(74)=東邦銀行会長=を選んだ。任期は2年。

 理事会に先立ち、理事の選任について審議した同日の評議員会では、理事・監事候補が女性1人となっている状況に対し、「もっと女性を増やすよう加盟各団体が努力すべきだ」などの意見が複数出た。

 女性が多く関わる福祉現場の声を反映するため、女性の人数も考慮する必要があるとの指摘があり、評議員が事務局に改善を求めた。

 「貧富の差」現状向き合う

 県社会福祉協議会の新会長に就いた北村清士氏は21日、福島民友新聞社の取材に対し、新型コロナウイルスの影響を受けている人の支援などに意欲を示した。高齢者や障害者、原発事故に伴う避難者らの支援など社協が担う役割は大きくなっている。北村氏は「福祉分野への関心を高めていきたい」と意気込んだ。

 ―抱負は。
 「(困窮世帯に対する生活福祉資金の貸し付けなどの)金銭的なサポートだけでなく、心の部分のケアも重要だ。福祉の経験は初めてだが、いろいろなことを学びながら貢献したい。コロナ禍で貧富の差が問題となっており、現状を聞いてしっかりと向き合う」

 ―銀行のかじ取り役を務めた手腕をどう生かすか。
 「福祉は金融や経済とは異なる世界であり、経験してきた取引先の企業との付き合いとは違う部分がある。組織の管理運営を中心にお手伝いしたい」

 ―福祉への思いは。
 「幼少期は母が務めていた民生児童委員や日赤奉仕団の活動を手伝い、戦後間もなかった頃の福祉の現場を目にした。最近は(子どもに食事や居場所を提供する)『子ども食堂』の運営を個人的に支援している」